【帆波version】


体育大会の応援席。
私は泣いていた。

稜と瑠花がイチャつきすぎ。
結局稜もタラシなの!?
私はタラシが一番嫌いなのに!!
そんなの知ってるはず。


なんかもう、嫌になった。
別れたいとも本気で思った。
でも、好きだから。

好きだから別れたくないけど、見ててすごく辛かった。


私は類に相談していて、相談しているとこを稜がチラチラと見ているのがわかった。

そんなに見るんだったら話しかけてくれてもいいじゃん!!

稜は何を思っているの!?
私は彼女なんだよ!?

私の前で他の女子とイチャつくなんて、いくらなんでもひどい。


そして稜とは何も話さないまま、昼時間になっていた。