「稜、騙されてるもん。言った方がいいよ。少しだけでもいいから勇気だして頑張ってみな」

「うん…頑張る…」


稜、瑠花に騙されないで…。


「大河〜♪、稜〜!!」

向こうから大河と稜の名前を呼ぶ最低女、安野の声。

もう、名前で呼びたくない。
ホントは、苗字でも嫌だ。
関わりたくない。大嫌い。


稜は瑠花のこと、どう思ってるのかなぁ…。