後ろを振り返ると手を振りながら
走って来る先輩。
まさか今日も会うなんて...
高鳴る心臓...
私やっぱり...
顔がカーッと赤くなるのが分かる。
私はいつのまにか先輩から逃げるように
走っていた。

「ちょっ!おい、待てよ!」

力を振り絞っても野球部の先輩に
勝てるはずもない。
腕をギュッと握られもぅ逃げる事が
できなくなる。

なんでいちいち追い掛けてくるの?

「.....」

「どうした?...顔赤いけどもしかして熱ある?」

腕を優しくひっぱり
先輩とおでこがぶつかりあう。
なんでこんなこと普通にできるの?
...そっか先輩はこういうこと周りにたくさん
女の人がいるからできるんだ...