家に帰って引っ越しの
準備を始めた。
荷物を整理していると
三人で撮ったプリクラ
写真
手紙
などなどいっぱい出てきた。
本当に今日でお別れ。
あーまた涙が..

ティッシュを取ろうとしたら
携帯が鳴った。

「ん?」

携帯を開くと
知らない人からだった。

「ふらん..ぷーる??」

アドレスにはflumpoolと
書いてあった。

「誰だろう?」

メールを開くと

【久しぶり】

と書いてあった。
...誰??
私はメールを打った。

【あの..どちら様ですか?】

送信―

するとすぐに返事がきた。

【俺もしかして間違った?ごめんなさい】

私はそのメールに
返信をしないで
引っ越しの準備の続きをした。



「出来た!!」

部屋にはダンボールが
四個置いてある。
部屋はガランとしていた。
残ったのはベッドとタンスだけ。

外は赤い色になってきていた。
お母さんまだかな?

ベッドに寝っ転がると
携帯が鳴った。
携帯を取るとまたさっきの人からのメールだった。

「また間違ったのかな?」

メールを開くと

【良かったらメールしない?】

えー!!!?
..まぁいっか。
私はいいよと送った。

すぐにメールがきた。
相当暇なんだね

【ありがとう。名前教えて?俺は庄子隆誠。17歳】

【佐藤絵莉。15歳だよ】

送信―

これが彼との出会い。

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