「何で結子先輩を知ってるのか、何で俺が店にいるのか」


くそう、全部当たってやがる。
違ったらどや顔で"違いますけど"とか言えたのに的中しているから言えない。涼しい面を剥がしてやろうと思ったのに。


「……当たり」
「、でしょうね」


何というかここまで癪に触る人に出会ったのは初めてだった。さっきまでムカつく所が分からなかったけど、たった今分かってしまった。


この男は――――







「結子先輩を知ってるのは校内で有名だから。ここは俺の店だから。これで理解できましたか?
……出来なかったらもっと詳しく言いますけど」









―――かなりの腹黒、毒舌、性悪だ。

しかも一番質の悪いタイプ。