オルゴールを買って、店を出た。




「永遠、ほんとにありがとう。すごく嬉しい」



夢果は言った。




「喜んでもらえて良かった」





「大切にするね」






街は、クリスマスだから恋人たちがたくさん歩いていた。






人から見れば、俺たちも恋人に見えるのかな。







いつか、本当にそうなればいいのに。