「沙姫、良かったね。すごく喜んでたよ」
夢果は言った。
「そうだな。慶斗が誘ったことには驚いたけど」
「私も。慶斗、どうしちゃったんだろ?」
「慶斗さ、恋してるんだよ」





「恋!?恋って、沙姫に?」
夢果は驚いている。俺は頷いた。
「そっか。慶斗、恋してるんだぁ」





夢果もすごく嬉しそうだった。




「クリスマス、慶斗告るのかな?」




「たぶんな」





「良かった。慶斗、また恋ができて」






「夢果。あのさ」




俺は決心した。





「ん?」





夢果は立ち止まった。