「送ってくれてありがとう」
夢果は言った。
「またな」
俺は歩き出した。





「永遠!!!」




夢果が、突然呼び止めた。俺は振り返った。





「何?」





「永遠は、運命って信じる?」




「運命?」




「そう。運命」




夢果は微笑んだ。





「信じるよ」





だって、君に出会えたことが運命だから





「私も、信じる。運命って、絶対あるよね。私が永遠や慶斗や沙姫に出会えたことも運命だって思うんだ」





「俺もそう思うよ!!」





「また、明日ね。バイバイ」





「バイバイ」






運命って、絶対ある。





夢果は俺の運命の人だから。