「慶斗、話してくれてありがとな。慶斗は最低なんかじゃねぇよ。みんな恋する気持ちは同じなんだ。慶斗が妹を好きになったこと俺たちは軽蔑なんかしない。だから、もう一人で抱え込むなよ。なんでも相談しろよ。それが友達だろ?」
俺は言った。夢果も頷いた。
「ありがとな」
慶斗は笑った。






「沙姫に謝らないとな」
慶斗は言った。
「沙姫なら分かってくれるよ」





「なぁ、俺はもう一度恋してもいいかな?人を好きになってもいいのかな?」





「当たり前だろ」





「そうだよ。できるよ」



夢果は笑った。俺も笑った。





慶斗なら、大丈夫だよ





俺も夢果も応援してるから。





おまえがいつか、恋ができるように…