ひょっこりと顔を覗かせてみる。

…が


「誰もいねぇし…。」


意味わかんねぇ…。
じゃあアレは誰の…


「…は。」


俺はベッドに視線を向けて驚いた。

…なんせ


「誰…。」


自分のベッドで、
可愛い女が寝てんだから。


パイル地のワンピース型の部屋着を着て…

長い睫毛にとにかくキレイで白い肌、天パなのかふわふわした色素薄めの長い髪…。

しかも細いっていう…モテ要素をすべて詰め込んだような女だ。


「起こしていいか…??」