リンはレイと違い、社交的だった。目が見えなくても、回りの子供たちに話し掛け、どんどん友達を増やしていった…

レイは耳が聞こえない…回りの子供たちがうしろからはなしかけてもわからない。そのせいかレイに話し掛ける子は少なかった。絵を書くことが好きなレイは、一人で絵を書いていることが多かった。レイはどんどん孤立していった。

幼稚園に通うまで、2人の社交性の違いなんてわからなかった…知らなかった…
僕たちは狭い世界で生きていたんだ…