琴音:「おはよう!
蘭!」



蘭:「おはよ・・・。」



梨絵:「蘭、
眠そう。
何かあった?」



蘭:「イヤ、
ちょっと夜更かししちゃてさ。」



蘭は嘘をついていた。



そんなんで眠いんぢゃない。



兄貴のことを考えていたのだった。



―放課後―



部活をやるため練習着に着替え体育館へ行く。



美和:「誰あれ?」



体育館で勝手にバスケをやっている人を見た。



バンバン
シュートがきまりプロ並みの腕前だった。



蘭はすかさず目を見開いた。



蘭の知人だった。