☆櫂side☆
「凪ー凪ー凪ー凪ー凪ー」

「………」

まだ無視するのかっ!!

「凪ー凪ー凪ーな「黙れ」

こっこわっ!!

いつもより
数段低い声で睨みながらのその言葉。

そりゃないでしょうよ。
兄さんよ。

確かに
すこーし
しつこかったかもしれないけどさあ~

そんなに
怒らなくてもねえ?

元わと言えば
無視する凪が悪い訳だしなっ!!

だから
俺は拗ねた。

凪は無視するし

凪は逆ギレするし

凪は怒るし

俺は拗ねた。

話しかけてオーラを出しながら
拗ねた。

凪をチラチラ見ながら
拗ねた。