本当ムリだ。

そう思った俺は、抱き着いている夢ちゃんから離れて
そっと部屋を出て行こうとした。

《ガチャ》

結構大きな音が出たドアノブ。

「うっう~ん。」

当たり前の様に
夢ちゃんは起きてしまい…

ムクッ。と起き上がった夢ちゃん。

「あれ?櫂君?どうしたの?寝ないの?あたしと寝るのが嫌なの?」

首を傾げながら言った夢ちゃん。

涙目ヤバい。可愛い。可愛いすぎる。

嫌な訳がないっ!!

だけどな
俺の理性があ~~~っ!!

でも俺、頑張るっ!!

夢ちゃんが
一緒に寝てほしいなら
寝てあげるっ!!


頑張るよっ!!

大好きな大好きな夢ちゃんのために頑張るからっ!!

理性何かに負けるもんかっ!!

恋のパワーは
何にも負けないっ!!

宇宙1だっ!!