状況を全然理解していない
夢ちゃんを車の助手席に乗せ
俺は運転席に乗った。

イザッ!!出発。

しようと思ったその時…

「櫂君って運転出来るの?
その前に免許証、持ってるの?」

夢ちゃんが言った。

そっか。

そう言えば
日本は18才からしか
免許取れないんだっけ?

それじゃあ
俺の年で免許持ってるって不自然だよな。

だけどさ
俺、ちゃんと免許持ってるよ。

だって

「海外だと16才で車の免許取れるんだよ?
だから大丈夫。」

「そっか。
なら安心だねっ!!
本当に
櫂君って何もかもカッコいいよねっ!!
櫂君が彼氏何て本当に自慢だよっ!!
櫂君、大好きっ!!」

そう笑顔で言った夢ちゃん。

本当に可愛い。

この笑顔は誰にも見せたくない。

こんなに
可愛い笑顔は
俺だけが知ってればいいんだ。

だって
この笑顔を見る事が出来るのが
彼氏の特権だからねっ!!