「べ、別に、本当の事を、言わなきゃいけない理由はないだろ?」



動揺した様に、ヒサシは私から目をそらす。


「理由って…。嘘をつく理由だってないじゃん!」



本当の事を、言って欲しかっただけなのに…。


「いちいち、花に事情を説明する必要あるか?」


「あるよ…。私たち、友達じゃん…」