由羽は、心配そうに私を見ると、みんなと一緒に帰って行った。


最後の最後まで、微妙な雰囲気だったな…。


呆然と四人の後ろ姿を見つめている私に、


「ほら、オレたちも帰ろう?」


ヒサシが背中を突いてきた。



「うん…。帰ろっか」