「追加注文は無いわよ!」


「コブちゃん違うわよ…ウェイターの人じゃないから。」



「あの……」


眼鏡を掛けて少し気弱そうなその男は、ようやく口を開いた。


「さっきの話は本当なんですか?…その何でも受け付けますって……」



シチローの目が輝いた。


「えっ!もしかして仕事の依頼?」


4人の態度は、男の言葉を聞いてガラリと変わった。


「まあ♪とりあえずこちらにお座りになったら~♪よかったらこのハンバーグ食べます~?」


「コブちゃん…それ…あたしのなんだけど……」


そう言って、ひろきがムクれた。