お風呂に入ってから、

寝る前にいつも飲むカフェオレを探す。

あれ??

昨日飲んじゃったんだっけ。

落ち着かないし、コンビニに買いに行こうかな。

財布持ってそのまま行こうと思って、あることに気付く。

すっぴんだし、スウェットだし!

誰かに会ったら、最悪だしなあ…。

眉毛だけ書いていこ…。

あたしは、適当に眉毛書いて、

ノーブラだけど、ロンTに着替えて、

この前セールで買ったジーンズを履く。

パンプスを履いて、家を出た。

そのまま、コンビニまで歩いて5分。

誰にも、会いませんように…!!!

その時、コンビニの裏の方で見覚えのある金髪が見える。

広海…かな??

広海ともう1人、誰かいるみたいで。

誰だろ…?

気付かれないように、あたしはそーっと覗いてみて。

ん…??

そこには、広海より明るい金髪でキレイな顔立ちをした女の子がいて。

話しているのが、少しだけ聞こえる。

「あたし、別れたら死ぬから!!」

広海の…彼女??

「待てって!落ち着けよ!」

「落ち着けないよ!あたしほんとに死ぬから」

「いいから!俺の話聞けって!」

「嫌!聞きたくない!」

「気になる奴がいるんだ。

まだ好き、ってわけじゃない。

けど、そんな状態でお前と付き合えない」

「…ほんと、死んでやる!」

そう言って、

女の子はバッグからカッターナイフを取り出した。