「西野優希くん本人ですよね!?一緒に写真撮りたいです」
参ったな。
みんなの期待の眼差しを裏切るわけにはいかないけど優希を放っておくわけにはいかない。
「ファンサービスだよ。ファンは大事にしないと」
優希にそう言われ望む人全員と写真を撮った。
「ありがとうございます」
「いえいえ」
すげー疲れた。
優希はというと優しい瞳でこっちを見てた。
相変わらずアイツは俺の原動力だ。
優希もこっちへ着て、写真を撮ってとお願いしてきた。
「いつでも撮れるだろ」
「いいから」
強気な優希に言われ写真を撮った。
優希は撮った写真を見ながらニコニコしている。
そんなに嬉しいか。
俺には優希の気持ちがサッパリ分かんねー。
「あのね、あたしスカウトされたの。こっちの有名なレストランに」
マシンガンのようにしゃべりだした優希。