あと少しであたしは日本に戻れると思う。
学校はもう行かなくていい。
今は実践の授業で学校所有の高級レストランで働いている。
ここでは料理のことだけじゃなく接客まで学べる。
あたしはフランス語が完璧じゃないから接客はやっていない。
「こんにちは。あなたが西野優希??」
ある日、グリーンさんああたしに逢いに来た。
実は初めて逢うんだ。
「はい。遅くなりましたがこの学校に推薦してくれてありがとうございます」
「ジョンがねすっごく褒めてたの。そしたらあたしも逢ってみたくなってね」
ジョンさんには感謝しても足りないくらいだよ。
「あなたの名前はあたしにまで聞こえてくるわよ」
「これも全部グリーンさんとジョンさんのおかげです」
「違うわ。あなたの実力よ。あたしはあなたになにもしてない。あなたが自分でここまで来たの」
グリーンさんは自信を持ってと続けた。