「オイ、メガネ」










戦いの最中眠り猫は敵に背中を向け、オッサンを呼んだ。











何だ? 助けが必要か何かか?











すると、眠り猫はこの戦いが終わったように言い残す。











「我が輩は眠らせてもらう。後は頼んだぞ」











そんな諦めのセリフ聞かされても、礼子はご覧の通り使えないし、オッサン1人じゃどうしようもない!











「キャハハ! ようやく観念したようね……安心しなさい、痛いように殺してあげるから」











そう黄鬼が言うセリフを、眠り猫は強気にズバッと一喝するよう言い放った。











「お前の手品は、もう終わりニャンだろ? なら、我が輩に近付かない方がいい」











それを言われると、減らず口にカチーンと頭きた。











「何だって? 私の技を手品呼ばわり? 何も出来ないクセに……死にな!」











迫り来る敵!



すると、眠り猫は一言呟いた。










「超秘奥・猫屋敷……」











パッ……


眠り猫は一瞬姿を消した!

……と思ったら、直ぐに同じ場所に現れるではないか。









あれ? 今の目の錯覚かな?










そう思いオッサンは目を擦ると、敵は襲いかかった姿勢のまま固まっている。










そして、眠り猫はそのままコチラにスタスタと歩み寄ってきた