『……………』



そんな憂鬱な気持ちで、待っている…だけど相手は来ないってゆうか私、相手の顔を知らないよ!



だから来てても会えない?あっ!相手は知ってるから…大丈夫だよね。



そんなことを考えていると、突然肩を捕まれた。



『ひゃっ!』


無理矢理、後ろをむかされるーこの人が…





クライアントの…




私をす、す…好きな…





「西寺!ごめっ、遅れたっ!」


『才脇君?!』


「ごめんな、待たせて。」



どうして才脇君が?も、もしかして才脇君が私を好きでークライアントとか嘘で…私とデートしたくて?



えっ?




「お前、変なこと考えてないか?あ゛?俺はお前を好きじゃねぇからな。勘違いなんかすんなよ?わかってんか?」

『はい、すみません。』




私の想像はあっさり見抜かれて…そして有り得ない、と怒られた。本当に才脇君って…二重人格だよね、うん。