「あ!しゅのんゆあ!!酒嫩 結亜だ!」


突然叫んだ俺に、驚きを隠しきれず、でっかい眼鏡の中から目をパチパチさせている結亜。


…なんか


「…かわいい」


「えっ!?」


……?   !!?


なに?なに言っちゃってんの、俺!


かわいい?はぁー!?かわいいだとー!??いや、知らねーよ!!


一人で焦ってる俺に…結亜はというと、さっきよりも、もっと目を大きくして、口をポカーンと開けている。


そしてなにを思ったのか、俺を押し退けて、走って行ってしまった。