「ウチ、すごいショックで・・・」
「うん。」

「話しかけられても無視したり・・・。」
「そっか。」

桜がしたことは、相手を傷つけてしまう行為だと思う。
多分、あと2人も同じことを思っているんだと思うけど。


「とにかく、謝れば?今の話を聞いてると、桜が悪いかもしれない。」
「そーだよね。」

ユウは、本当に頼りになるね。

「ウチ、電話してくる。」
「頑張ってね。」

「うん!」

桜は、笑顔でどこかに行ってしまった。

「今の話、どーだった?」

ふーちゃんが突然話を切り出した。

「あたしは、確実に桜が悪いと思った。」
「うちも。」
「やっぱり?」
「「うん」」

「でもさ、それだけ彼氏が好きなんだもんね。」
「そーだよ。」

「なんか、桜って意外だよね。」
「うん。」

「ただいまぁ♪」

「おかえり。」
「仲直りできたー!」

「良かったね。」
「うん。」

桜が無邪気に笑った。

「愛海~」
「おっと・・・どーした?」

これは、嬉し泣き??
だよね?

「あ”り”がどぉ。」
「いえいえ。」