女の声に体がビクリと反応した。

俺は指示通り、鉄格子の扉を開けた。

女は檻の中に入ると、死体に近付き血が噴出している死体の喉に噛み付いた。

「ん…ん…ふっ…ぅ…ん」

女は血を飲んでいた。

飲んでいるかと思うと、死体を全裸にして血でベトベトの両手で死体の体に愛撫を始めた。

「はぁ…はぁ…」

その光景を見て女には性癖があるとわかった。

死体に欲情するのだ。

女は自らも服を脱ぎ捨て全裸となり、自身への愛撫を始めた。

俺はその不気味な光景を黙って見ていた。

しばらくすると女は甲高い声を上げて、死体に覆いかぶさった。

どうやら女は軽くイったようだ。

「はぁはぁ…はぁはぁ…」

俺は監禁部屋を出て、女が出て来るのを外で待った。

直ぐに女は服を着て出て来た。

「気は済んだか?」

女は俺を見つめるだけで答えなかった。