待たせてあった車に乗り込む
一夜。

「アニキ
 
 メイちゃんのとこ
 帰るだろう?」

「ああ
 
 八ツマ、後の事は頼む」

「はい」

100%、帰って
おまえの隣で眠りたい。

愛しいおまえの傍で・・・

何事もなく、正二と一緒に
家路に着くと芽衣子は
泣きはらした顔でこの俺を
見つめてる。

「メイ、起きてたのか?」

一夜に抱きつく、芽衣子。

「どうした?」

「ううん、何でもないの
 
 何でもない」