「じゃ奥のダイニングルームに行こうか」

「来たぞ」

勢いよくドアが開き、男子生徒が入って来た。

「遅れて悪い」

「彼も渚様のお友達ですか?」

「ちゃんと渚に言っておいてくれたか?今日のランチは食堂のダイニングルームだって」

「言った」

「メンバーが揃ったコトだ。行くぞ」

伊集院先輩は隣の部屋のドアを開けた。

隣の部屋はダイニングルームになっていた。


「さてと氷室さんとの懇親会を始めようか」

伊集院先輩、主導の元で懇親会が始まる。

「自己紹介遅れたけど、俺は諏訪部圭吾だ。渚とは同じクラスで生徒会の書記をやっている」
諏訪部先輩は理知的な伊集院先輩と美形の白石君とはまた違うイケメン、体育系のアスリートタイプの爽やかイケメンだった。

「皆さんが、生徒会のメンバーってコトですか・・・」

「渚の友達でもあるし、後輩でもある」

「まぁ、でも・・・伊集院先輩は違うでしょ?」

「渚は敦司のコトはライバルだと思っているからな…ちなみに俺は友達、達生は後輩だ」