4時間目の終わりを告げるチャイムが校内に響いた。
私は廊下で伊集院先輩のお迎えを待つ。
「申し訳ない。待った?氷室さん」
「ほんの少しだけ」
「じゃ行こうか?」
優しそうな低い声で言うと私を生徒会室に案内した。
でも、渚様の姿はなかった。
「遅いですよ。伊集院先輩」
「達生お前はもう居たのか・・・」
「氷室先輩の奥さんの顔、早く見たかったんです」
伊集院先輩と同様に顔の整ったイケメンがソファに腰を下ろしていた。
「で、この子が氷室先輩の奥さん?可愛い感じだな・・・」
彼は切れ長の瞳でジッと私を見た。
「初めまして・・・氷室那岐紗です」
「君も那岐紗?」
「同名なんです。主人がいつもお世話になってます」
「俺は君と同じ1年生の白石達生だ。クラスはD組。生徒会会計だ。よろしくな」
「よろしく。生徒会メンバーって3年生しか居ないんだと思ってから・・・同じ学年のメンバー居るなんて、嬉しいです」
「しかし、氷室さんってマジで面白いね」
伊集院先輩は必死に笑を堪え、目尻に涙まで浮かべていた。
私は廊下で伊集院先輩のお迎えを待つ。
「申し訳ない。待った?氷室さん」
「ほんの少しだけ」
「じゃ行こうか?」
優しそうな低い声で言うと私を生徒会室に案内した。
でも、渚様の姿はなかった。
「遅いですよ。伊集院先輩」
「達生お前はもう居たのか・・・」
「氷室先輩の奥さんの顔、早く見たかったんです」
伊集院先輩と同様に顔の整ったイケメンがソファに腰を下ろしていた。
「で、この子が氷室先輩の奥さん?可愛い感じだな・・・」
彼は切れ長の瞳でジッと私を見た。
「初めまして・・・氷室那岐紗です」
「君も那岐紗?」
「同名なんです。主人がいつもお世話になってます」
「俺は君と同じ1年生の白石達生だ。クラスはD組。生徒会会計だ。よろしくな」
「よろしく。生徒会メンバーって3年生しか居ないんだと思ってから・・・同じ学年のメンバー居るなんて、嬉しいです」
「しかし、氷室さんってマジで面白いね」
伊集院先輩は必死に笑を堪え、目尻に涙まで浮かべていた。