後々思ったのだが、普通鏡に走って突っ込む事が無いので、躊躇するかと思っていたのだが...
相当焦っていたのか、そんな事気にせず突っ込んだ自分が凄いと思う自分がいた...
「...此処が鏡の中...」
周りは真っ暗と言うよりは、薄紫の様な雰囲気だ
小さな鏡の破片のようなものが、たくさん散らばってる...
「なんだか不思議な感じ..」
そう思いながら、真っ直ぐ進むと、一筋の光が見えてきた
そのほうへ走っていってみると、眩しい光に包まれた――
「キャっ!!」
咄嗟に目を瞑る...
多分私は、そのときに意識を失ってしまっていた...