「入りなさい...」



中から王様の声が聞こえて、扉を開ける



「あの...王様、私そろそろ帰るので...」



「おぉ、そうか...寂しくなるな~」



「本当にまた来てもいいんですよね?」



しつこいと思われるかも知れないけど、念のため聞いてみた



人を信じられない人間だな~、私は..



「勿論だ、まっているぞ」



「ありがとうございますっ!!」



ぱぁっ!っと表情が明るくなり、王様に笑いかけた