「ダリア様は、その...はっきり言えばルイス様の婚約者です」



「婚...約者?」



「はい。ですが、ルイス様は正式に婚約を認めては降りませんから大丈夫です」



「...ダリアさんに、取られちゃうのかな...ルイス様」



「そんな事ありません!!ルイス様は絶対にリリス様の事が...っ!」



そこまで言って、ミーヤは口を噤んだ



「私のことが...?何?」



「いえ...なんでもないです。
とにかく、リリス様は大丈夫です!」



自身があるように笑うミーヤ
意外と説得力があるなと思った