「ダリア...」



ダリア...さん?ルイス様の知り合いなのかな



「あら、貴方はリリス様ね?初めまして、私隣国の姫ダリアです」



にこりと笑って、ドレスのすそを持ち上げ挨拶をした



動作まで綺麗だ...どこからどう見ても、綺麗という言葉しか出てこない...



「しかし、今は...」



チラッと私に視線を向けたルイス様
私のこと、気にしてくれたんだ...



「あの...私ちょっと疲れたんで、そこで休みますから」



そう言って、さっきまでいた椅子を指差す



「そうか?じゃあちょっと行って来るよ」



ルイス様とダリアさんは中央に移動した