私は学校生活の中で掃除の時間が楽しみになっていた。     だって二人だけでしゃべれるもん!              今日もいつもどうり掃除に向かう。              「高村さん?ちょっと話あるんだけどちょっと来てくれない?」 掃除に行こうとしたら隣のクラスの不良三人に呼び止められた。 「掃除のあとでもいいですか?」「掃除なんてあとでもいいじゃん!」             「話もあとでもいいんじゃない?」              「話が先!ちょっときな!」  三人の中の一人が私の腕を強くつかんだ。           爪がくいこんでとても痛かった。「いたっ……!」