1時間半ぐらい走ったかな。

あたしは無口になった。

『眠たくなった?』
「……………酔うた。」

『え!?笑
お前さっきまではしゃいでたやん!笑
もう着くし我慢出来る?大丈夫?』
「あとどれぐらい?」
『ほらあそこ!
海見えてるやろ?あれ!』

陽太が指差す方を見ると
海が見えた。

『お前が好きそうな施設も
いっぱいあんねんで!
ええとこやろ?』

「…はよ行きたい!!!」

あたしはまた元気になってきた。