楽しかった花火大会から
1週間が過ぎた。

夏の暑さは変わらないまま
季節は秋になった。

今まで通りに
バイト先で会ったり、
お互い時間が合えば一緒に居た。

何も変わらない生活だったが
あたしは不安になっていた。

あと半年もすれば
陽太はこの街から出ていく。

カウントダウンが始まったような
気持ちになっていた。