駐車場に着きエンジンをかけ、
名残惜しみながら
あたし達は地元に帰って行った。

「めっちゃ綺麗やったなぁ!」
『お前の方が綺麗やったで!笑』
「もうええって!笑」

いつもこうやってふざけ合い、
笑顔が絶えなかった。



『じゃあまた帰ったらメールするな。』
「うん!ほんまにありがとう!」

あたしを家まで送り届けてくれ、
陽太が見えなくなるまで
あたしも見送った。



もうすぐ夏が終わる。
夏の終わりに陽太との思い出ができ、
幸せだなと改めて思った。