『始まったー!』
「めっちゃ見えやすいやん!」

そこから何発も
花火が打ち上がっていった。

『「綺麗〜!」』
テンションが上がる二人。

二人ともケータイを空に向け、
写メやムービーを撮りまくった。

陽太は子供みたいに
無邪気に楽しんでいて、
あたしは「クソガキ〜!」と
からかいながら
一緒に楽しんだ。

あたしは実は人が多い所が苦手で、
子供の頃に親に連れて行ってもらった以来
久しぶりの花火大会だった。

初めて見るハート型の花火や
キャラクターの形になっている花火、
すごく感激した。