陽太がこっちに戻ってきた次の日、
花火大会に行く約束をしていた。

待ち合わせ場所に行くと
既に陽太は着いていた。

『杏ーっ!久しぶり!
めっちゃ逢いたかったわぁ!』
「杏も逢いたかったぁ!
元気に帰ってきてくれて良かったわぁ!」

約1ヶ月ぶりの再会に
二人目揃ってニヤニヤしていた。

炎天下の中、
気持ち良い風を受けながら
目的地へと走り出した。

『今日は晴れたなぁ!』
「初めてやん!笑」

信号が赤になって止まる度
『チューして』と言う陽太。

さすがに外ではしなかったけど、
そうやってあたしを求めてくる陽太が
本当に愛しかった。