陽太の学生生活最後の夏休みは
実家に帰っていて
ほとんど一緒に居られなかった。

だけど寂しい気持ちにならないんだ。

もちろん逢いたい気持ちは
すごくあったけど、
心が寂しくなったり
不安になったりしない。

毎日のメールや電話で
何処に居たって
繋がっているような気がした。

やっぱり陽太の存在はすごい。

逢えない間
あたしはがむしゃらに仕事をしていた。

約1ヶ月陽太に逢わず、
夏の終わり頃
陽太はこっちに帰ってきた。