あたしの全てを打ち明けてから、
陽太とあたしの絆は
より深くなった。

長年人に心を閉ざしていたけど
陽太はあたしの
初めて心許せる人になった。

急に不安になり眠れない夜も
眠れず迎える朝も

いつだって陽太は
あたしを光射す方へ導いてくれた。

時々する喧嘩さえも
愛しく思う毎日。

気付けば梅雨は明け、
夏が訪れていた。