そのあとキスをして、
陽太は急いで制服に着替えて
仕事に入った。

『気をつけて帰れよ!』
と言って手を振る陽太が
愛しくてたまらなかった。

こんなあたしのために
涙を流してくれた陽太が、
今まで出会ってきた人の中で
一番大切な人だと思った。

ずっと側に居たい。
愛しいという気持ちを
初めて知った。

付き合ってたった1ヶ月だけど、
やっぱりあたしの最後の恋は
陽太になるだろうと思った。