『??杏の話??』
「うん。
何となく陽太に読んでもらいたいねん。」
『それ読んで俺傷つくん?』
「分からん(笑)
ダークな話ばっかやけど
陽太には何もかも知ってほしいねん。
嫌やったら読まんでいいから
とりあえず送っていい?」
『分かった。』


そう言って電話を切り、
あたしは自分の過去を全て記した
サイトのURLを送った。

全てを知った時、
陽太はあたしをどう思うかな。


闇の中に居た頃のあたしも
非行に走った頃のあたしも
前に進もうとしている今のあたしも

全てを受け入れてくれるかな―…。