陽太はあたしが泣き止むまで
ずっと抱きしめてくれていた。

「…陽太。」
『ん?』
「別れるとか言ったけど
ほんまは別れたくないよ。」
『うん(笑)
お前可愛いな(笑)』
「調子のんな!笑」
『ごめん!笑』

こうして初めての大喧嘩を終えた。

いつの間にか笑顔に戻り、
また二人の時間を大切に過ごした。

「写真破ったろか思ったわ(笑)」
『それはやめて(笑)』
「ヤキモチ妬かれるんうざくない?」
『愛しい。』
「杏めっちゃ嫉妬するで?」
『俺もやん(笑)
好きやから嫉妬するんやろ?
全然ウェルカムやで!』