「信用出来る訳ないやん!
たかが1ヶ月付き合ったあたしより
2年一緒に居た理香さんの方が
いいに決まってるやん!」

『付き合った長さなんか関係ない!』

「あんなに優しくて可愛い
理香さんと2年も付き合って…
あたしが理香さんを
越えられる訳がない!
自信ない!」

『もう越えてるわ!
自信やったらこれからつけさせたる!』

「もういい!別れる!」

『杏っ!!!』

部屋を飛び出そうとした
あたしの腕を陽太は力いっぱい掴んだ。

「…離して!」