記念日が終わってからは
陽太の仕事も忙しそうだった。


ゴールデンウイークに
食事に誘ってくれたお客さんは
結局契約をとれなかったらしく、


同期の人が
次々と契約をとっていくのを見て
陽太は相当焦っていた。


ただでさえ朝は早く帰りは遅いのに、
更に陽太は体力を削って
仕事をしていた。


朝は7時前に家を出て
帰ってくるのは0時ぐらい。


ひどい時は1時の終電に乗って
帰ってくる事が増えた。