「!!!
結構近くにいたんやね〜
城野くんもお疲れ様!」

『おう!
じゃあすぐそこやけど行くか!
あ〜腹減ったなぁ〜』



そう言いながら城野くんは
あたしの一歩前を歩き、
待ち合わせ場所から
すぐ近くの居酒屋に
あたし達は入った。


『杏ちゃん何飲む?』
「城野くんは?」
『俺は生!杏ちゃんも生にする?』
「あたしビール飲めない〜
何にしよ〜」
『ゆっくり決めなね』


何気ない一言だけど
『ゆっくり決めなね』が
すごく優しい一言に感じた。