早くご飯を食べ終えて
早く店を出ようと言った。


全く味わう事なくご飯を詰め込み、
会計を済ませて店を出た。


陽太が何か言いたそうにしているのを
気付かないふりをして、
あたしはベラベラ喋り続けた。


しばらくすると
陽太の機嫌は直り、
いつもの笑顔を見せてくれた。


せっかく逢えたのに
気まずい空気になるなんて嫌だもん。

やっと笑顔になった陽太を見て、
あたしもご機嫌だった。