それからは店長も交えて
皆で飲みに行く事が増えた。


あたしは相変わらず
陽太が帰路につくと同時に
自分も先に抜けていた。


陽太は店長を警戒しているけど、
やっぱり店長があたしに惚れるなんて
考えられない。


皆に対して優しいし、
陽太と喧嘩したら
親身になって話を聞いてくれるし、
たまに元カノの話をしてくるし…。


あたしは店長の事を
あんまり警戒しなくなり、
少しずつ心を開いていった。