駅から家までの帰り道、
あたしは店長に電話をした。



「もしもし」

「お疲れ様です。
お願いがあるんですけど」

「どうしたん?」

「あたし明日休みにしてたんですけど、
バイト入れる枠ないですか?」


寂しさから逃れるために
あたしはまたバイトに逃げた。


「ちょうど良かった!
ゴールデンウイーク
予想してたよりも忙しいから
入って入って!」

「ありがとうございます!
いつもの時間で大丈夫ですか?」

「うん、
じゃあ8時から5時で宜しく」

「分かりました」